« ふたご座流星群 | Main | Understanding the Linux Kernel, 3rd edition »

December 15, 2005

変なタイトル

ボーイングのエンジンに重大な不具合 国内に48機

このタイトルは正直どうかと思う。エンジンを製造したのはプラット・アンド・ホイットニーであってボーイングではない。記事中にはちゃんと書いてあるものの、見出しももう少し配慮してもらいたいところだ。ちなみに他社は「B777エンジン欠陥…全日空・日航すべて部品交換」(読売)、「エンジン部品、製造ミス トラブル原因 全日空・日航が発表」(産経)といった感じ。

飛行機のエンジンは少なくともボーイングの大型旅客機の場合自社で製造するのではなく、エンジンメーカーが製造するエンジンの中から各航空会社が好きなメーカーを選んで発注するようになっている。例えばB777やB747ではPratt & WhitneyGeneral ElectricRolls-Royceの3社が製造している[1]。昔はエンジンを見るだけで製造メーカーまでわかったものだが[2]、最近は勉強不足のためわからなくなってしまった。

マイクル・クライトンの「エアフレーム」にも、エンジントラブルを航空機メーカーの名前で報道するマスコミに対して航空機メーカーのエンジニアが激怒する、といったシーンがあった。大きな新聞社ともなれば一人くらい飛行機ヲタの記者とかいないものかな?

IMG_0715そういえばと思って調べてみたところ、先日シアトルに行った際乗ったUAのB777もP&Wのエンジンだったことが判明。(右はそのときの写真。P&Wのロゴが見える。) 国際線用と国内専用とでは推力の違いとかで微妙にモデルが異なるかもしれないし、製造時期による差もあるだろうから何とも言えないが、まあ無事に帰ってきているのでよしとするか。


[1] イギリス及び旧イギリス植民地系の国の航空会社は国策としてか、ほぼ必ずロールスロイスを選択する傾向があっておもしろかったりする。

[2] ロールスロイスは大抵エンジンカウルが特徴的な形をしているので一発でわかるとして、難しいのがP&WとGEである。ファンカウルのふくらみ方の微妙な曲線の違いとかで見分けるんだったかな?まあ会社のロゴが貼ってあれば一発なわけだが…。

|

« ふたご座流星群 | Main | Understanding the Linux Kernel, 3rd edition »

Comments

はじめまして。
とても勉強になりました。

Posted by: 右京 | December 19, 2005 07:27 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 変なタイトル:

» JAL機エンジントラブル原因判明 [もう書きません【ニュースを斜めに解説します】]
B777エンジン欠陥…全日空・日航すべて部品交換だそうです。記事では「9月の事故」となってますけど、JAL(全日空)の報告によると8月の事故の原因判明とのことです。エンジンから火を噴いた件ですね。以前のエントリで「原因解明しっかりやれ」と書きましたが、ちゃんと...... [Read More]

Tracked on December 19, 2005 07:28 AM

« ふたご座流星群 | Main | Understanding the Linux Kernel, 3rd edition »