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February 21, 2010

ここらでウィルコムへの愛を語っておくか

2月18日、ウィルコムが会社更生法適用を申請した。WILLCOM CORE XGPもなかなかエリアが拡大せず順調でない感じはしていたので、それほど意外な感じはしなかったが、やはり自分がお世話になっているキャリアが経営破綻というニュースに接して心中穏やかでいることはできず、つい愛社(?)精神を発揮して2年縛り契約で機種変更をしてしまった。

ウィルコム(当時DDIポケット)を使い始めたのは2002年の秋であった。当時、既に携帯・PHS業界は大手3社(ドコモ・au・J-PHONE)に事実上収束していたと思うが、その中でDDIポケットを選んだ理由は過去のエントリ参照。ちなみにこのエントリを書いた時点で既に信者の自覚はあったようである。そんなわけで、時々言われる「え、まだPHS使ってるの?」という言葉には非常に違和感を覚える。俺にとって、PHSは考慮の上あえて選ぶものだからだ。

さて、ライフスタイルの変化とともに昔やっていた「PHSへの全メール転送」はしなくなったのだが、それでもなおウィルコムを選ぶ理由は、PCの通信デバイスとして使ったときの通信料金である。ざっと調べたところ、大手3社は音声端末とPCを接続してネットに接続したときの料金が相変わらず高額(13000円/月程度)であるか、もしくは定額サービスがそもそも存在しない[1]。唯一、ドコモの128K通信というのを使えば5700円/月になるようだが、ウィルコムよりはるかに高額であり、この金額を出すならe-mobileにすべきである。

とまあ、もっともらしい理由を書いては見たが、実際のところ「世間から見向きもされない選択肢にゾクゾク」というのが正しい。

そんなわけで、ニュースが流れた翌19日、かねてから考えていた機種変更を実行してしまった。今度の機種はBAUM(WX341K)である。これは、昨年正式サービスが始まった[2]ウィルコムICサービス(おサイフケータイ)に対応した端末である。これまで使っていたWX320Tに特に不満があるわけではなかったのだが、ウィルコムICサービスに興味があったことと、BAUMが値下げして実質負担額無料であったことで決断してしまった。PHSを契約してから初めての非折りたたみ型端末であるので物理的な取り扱いに若干戸惑っている。

近年の例に漏れず、2年間使い続ければトータルの端末料が安くなるという契約(W-VALUE SELECT)であり、これであと2年間はWILLCOMを使い続けることが確定したわけである[3]。

あまりBAUMの主観的感想をだらだらと書いても仕方がないので、端的に気づいたことをまとめておく。

  • Linux(Ubuntu JauntyおよびKarmicで実験)からは普通にUSBモデムとして認識可能であり、/dev/ttyACMxとして見える。ただし、Ubuntu Jaunty on Netwalkerではpppconfigでの通信ができない。具体的には、ATコマンドは認識してダイヤルを開始するものの、通信開始後2秒くらいでpppdが勝手に通信を切断してしまう。WX320Tでは正しく動いていた設定なので謎である。なお、BAUMもKarmic/i386のノートPCからは普通に通信できている。
  • WX320Tと同様、いわゆるオレオレ証明書のサイトとはSSL通信ができない。 WX320Tと同じくACCESSのソフトウェアを使っているらしく、インターフェースやアイコンでそっくりなところが多々ある。
  • 充電方法はウィルコム端末の例に漏れずUSB給電だが、端末側がminiBでなくmicroBになっている。これまでの端末がminiBであったこと、デジカメ等も皆miniBであることを考えると個人的には若干不満ではある。
  • キーパッドのにはライトがあるが、光るのは最も大きな文字・アイコンだけであることに注意。「2」のキーを例にとると、「2」の部分は光るが、その脇に小さく書いてある”か”と”ABC”の文字は暗闇では見えないということである。携帯の文字配列になれた人には問題ないであろうが、俺のように携帯キーのブラインドタッチができない人は、暗闇で文字入力をすることができなくなるので注意。

最後に今後のウィルコムに期待することでも書いて終わりにしようかと思ったが、再建の先行きが不透明すぎて何が期待できるのか想像もつかないというのが正直なところである。かわりに妄想を書いておくと、CORE XGP対応音声端末が2年後くらいに出てるといいなぁ。あるいは、現行PHSの高速化を本気でやってくれるのでもいいよ!

[1] 他社の料金体系については相当疎いので、事実誤認があればぜひコメントないしトラックバックでお知らせいただきたい。

[2] ウィルコム信者の俺にとっては、ウィルコムで使えるようになる前のものはすべて試験サービスである。iPhoneもAndroid携帯も現在絶賛試験サービス中。

[3] ただし、ウィルコムのサービスが続いている限り。もっとも、仮にウィルコムがサービスを停止したとしても喪に服すだけだろうから、ほかのキャリアに移らないことに変わりはないであろう。

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Comments

この記事、柏在住の私としては、とても貴重です。
この記事、リンクさせて頂いても構わないですか?

Posted by: ほししま ゆあ | May 22, 2011 at 02:02 PM

はい、ご自由にどうぞ。

Posted by: fujita.h | May 22, 2011 at 02:33 PM

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